新幹線開業3カ月 観光施設の集客好調
update 2016/6/26 09:45
北海道新幹線開業から26日で3カ月を迎えた。開業日以降、函館市内の主要観光施設の利用者数は前年同期を大きく上回り、好調が続く。JRグループによる大型観光企画「青森県・函館デスティネーションキャンペーン(DC)」が7月1日に始まるのを前に、観光、宿泊施設の関係者は、一層の需要増に期待を寄せている。
JR北海道によると、北海道新幹線の5月の利用者は約23万5600人。1日あたりの平均では7600人で、4月と比べて2000人増加。乗車率は前月比10ポイント増の38%で、輸送人員は前年同期の在来線実績と比較すると1・9倍となった。
五稜郭タワーの4月1日〜6月24日の搭乗客は、前年同期比37%増の27万5456人。大場泰郎営業部長は「東北や関東に加え、信越、北陸地方からの入り込みが好調。本格的な観光シーズンに入り、さらに数字が伸びることを期待したい」と話す。
函館山ロープウェイの同期間の利用者は同7%増の42万7862人。過去最多となる、約182万人の入り込みがあった昨年度を越えるペースで推移する。旧函館区公会堂の4月以降の入館者数は、毎月前年を2000人以上上回るなど堅調。佐久間浩志館長は「新幹線効果で月平均1000人の増加を見込んでいたが、想定以上」とうれしい悲鳴を上げる。
ホテルの宿泊客数も好調だ。市内では例年、大型連休から6月下旬の函館競馬開催までの期間は予約が減少する谷間となるが、函館国際ホテルの佐藤則幸総務部長は「今年は落ち込みが少なく、前年と比べて10%程度数字は良い」と話す。DCが始まる7月の休前日は既に満室で「予約のペースは例年より2カ月早い」(佐藤部長)という。
一方、道内客や外国人観光客の落ち込みを懸念する声も。湯川地区のホテル関係者は「海外客の伸びが鈍り、頭打ちの時期を迎えている。全体では好調だが、道央や道東方面からの客が減少しているのは少し気がかりだ」と話している。
その他の新着ニュース
- 2017年の初日の出はどこで迎える?...2016/12/31
- 年末年始に懐かしい遊びを 百人一首やかるたなど並ぶ...2016/12/31
- 道南の重大ニュース2016・下半期...2016/12/31
- 桧山この1年...2016/12/31
- (ニュースファイルこの1年)文化...2016/12/31
- (ニュースファイルこの1年)経済...2016/12/30
- 道南スポーツこの1年(上)...2016/12/30
- 市電に繭玉、縁起物/31日から特別ダイヤ...2016/12/29
- 北斗自慢のグルメ集合 29日まで新駅でイベント...2016/12/29
- パフィー紅白初出場、巨大コロッケCMで縁の厚沢部から声援...2016/12/28
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。