函館マラソン26日号砲 「フル」初開催、8000人出場
update 2016/6/25 09:46
北海道新幹線開業を記念し、初めてフルマラソン(42・195キロ)を実施する「2016函館マラソン」(実行委など主催、千代台公園陸上競技場発着)の号砲が、26日午前9時に鳴る。ハーフ(21・0975キロ)との同時開催で、昨年の2倍に当たる約8000人のランナーが函館市街地を駆け抜ける。
フルは昨年6月のハーフ大会で使用したコースを共用。新たに@函館空港方面A市電谷地頭電停方面B金森赤レンガ倉庫群など西部地区、ともえ大橋の往復―など観光スポットを含むポイントが加わり、美しく、眺めの良い函館を体感しながら走る。
エントリー総数は、フル4047人、ハーフ3885人で、フルは受け付け開始から3日と11時間で定員に達する人気ぶり。新幹線開業の注目度を生かして、初めて東京以北の新幹線停車駅、道内の主要駅などにPRポスターを張り出すなどし、道外からの参加は全体の41%を占め、昨年の25%から大幅に増加した。
注目のゲストランナーは俳優で気象予報士の石原良純さん、解説者の金哲彦さん、函館市出身のタレント福島和可菜さんの3人で、いずれもフルに参加。石原さんは新幹線開業を記念し、青函4市で共同展開する「青函圏周遊博」のアンバサダー(大使)を務めている。
ハーフに出場する実業団などのエリートランナーは、昨年の49人から3倍の約150人に上る。このうち招待選手は「公務員ランナー」と称される川内優輝選手(埼玉県庁)を含む16人。なお、リオデジャネイロ五輪女子マラソン日本代表の福士加代子(ワコール)と今滝春彦(拓殖大学)、吉田香織(ランナーズパルス)の3選手は故障のため欠場する。
ハーフ、フルともに日本陸上競技連盟の公認コース。コース各所の補給所(エイド)では、函館を中心とした道内のさまざまなグルメを提供。地元企業・団体が協力し、夕張メロンや冷やし塩ラーメン、海産物盛りだくさんの「漁り火がごめ丼」、五勝手屋本舗の「丸缶羊かん」をはじめとした和洋菓子などが提供される。
また、エイドスタッフに立つ協賛企業が衣装やねぶたばやしなどでランナーを元気づけたり、発着の千代台公園内で、食や郷土芸能などを楽しむイベントを開くなどして、函館のまち全体でもてなす。
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