函館初LCCは台北線 タイガーエア台湾が8月に定期路線、週5便
update 2016/5/27 09:41
函館市は26日、台湾の格安航空会社(LCC)「タイガーエア台湾」が8月12日から台北と函館を結ぶ国際定期航空路を開設すると発表した。函館空港へのLCC就航は国内線を含めて初めてで、台北線は3社目。市は台湾からの新たな客層の開拓とリピーター増加を期待している。
市港湾空港部によると、同社は2014年に運航を開始。国内では成田や関西国際空港に乗り入れており、6月29日就航予定の仙台線に続いて函館が8路線目。使用機材はエアバスA320(180人席)で、月、火、水、金、日曜日の週5往復を予定する。
同社のホームページによると、国内の就航路線で台北までの運賃は高くても片道1万1000円程度で、キャンペーン価格では片道3000円台のチケットもある。同部は「若い人たちやリピーターに来てもらえるようになればと期待している。函館からも台湾に行きやすくなるのでは」とする。
また、函館と台北を結ぶ国際定期航空路は、2012年にトランスアジア航空(復興航空)、エバー航空の2社が相次いで就航。現在、トランスアジアが週4往復、エバーが毎日運航している。
工藤寿樹市長は26日の定例会見で「タイガーエア台湾は、エバーや復興航空と違った客層を新たに運んでくれると考えている。函館初のLCCで週5便というのも大きい」と期待。一方で、台湾2社の路線の前年割れが続いており「(台湾からは)函館だけではなく道内全体もそろそろ頭打ちになる可能性はある。青森側と連携して新たな魅力を提供したい」と述べた。
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