15年度観光施設利用、ロープウェイ過去最多182万人

update 2016/4/10 10:59


 2015年度の函館市内主要観光施設の入込数がまとまった。函館山ロープウェイは増加する海外客を追い風に、過去最多となる182万876人を記録し、五稜郭タワーは下半期の利用者が伸び、5年ぶりに77万人台を回復した。各施設は、北海道新幹線の開業で見込まれる一層の需要増に期待を寄せている。

 函館山ロープウェイの利用者数は前年度比12・4%増で、4年連続の増加。これまで最多だった1992年の173万人を10万人近く上回った。山麓駅舎の増改築工事で運休した10、11月を除くほぼ全ての月で10%以上増えており、山口倫弘営業企画室係長は「台湾、中国の団体客の利用が非常に増えた。新幹線開業で今年度はどこまで増えるか楽しみだ」と期待する。 

 五稜郭タワーの搭乗者数は同1・2%増の77万4554人で、2年ぶりの増加。上半期は減少に転じていたが、1月が前年同期比で約30%増となるなど、下半期の需要が伸びた。大場泰郎営業部長は「外国人観光客の増加に加え、落ち込んでいた関東方面からのツアー客が回復した」と分析。新幹線開業効果を見込み、16年度は100万人の利用を目指す。

 一方、旧函館区公会堂の入館者数は同2・9%減の15万1554人にとどまった。佐久間浩志館長は「外国人客の利用が伸びたが、国内客の減少分をカバーするには至らなかった」とする。箱館奉行所は同3・5%減の14万4070人。本年度の有料入館者数は16万2000人と大幅な増加を見込んでいる。

提供 - 函館新聞社

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