あす開業 歓迎一色

update 2016/3/25 10:20


 函館の玄関口となるJR函館駅改札前では、色とりどりの花で飾る「はこだて桜タワー」の制作が進められている。24日には国際的な活躍で知られる庭園デザイナーの石原和幸さんが現場入り。新幹線で結ばれる全国各地のサクラをはじめとする草花で、春満開の華やかな空間をつくり出す。

 函館市などでつくる開業記念イベント実行委の事業。オブジェはコンコースの柱を利用し、高さ約6メートル。東北から九州まで新幹線が走る地域からサクラの枝を集め、地元函館のサクラも加わるほか、ツバキやコデマリ、カスミソウ、シダレヤナギなども彩る。

 石原さんは、駅構内を歩く人の動線や視点を意識し、どの角度から眺めても美しくなるよう、花の配置について指示を出した。周辺には花の甘い香りが漂い、作業を見守る駅利用者にも笑顔が広がった。石原さんは「北海道では1カ月ほど早いと思うが、サクラを見て春が来たなと明るい気持ちになってほしい」と話している。

 サクラは開業日に満開に近い状態になるという。オブジェは25日に完成し、4月10日まで設置する。

提供 - 函館新聞社


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