トロッコで疾走「楽しい!」

update 2016/3/20 10:20


 【木古内】JR津軽海峡線・江差線の運行終了と北海道新幹線・道南いさりび鉄道開業を記念し、道内各地でトロッコを運行する鉄道愛好家が19日、町内の旧渡島鶴岡駅周辺で、2014年5月に廃止されたJR江差線木古内―江差間の一部の線路を使ってトロッコを走らせる「木古内鶴岡せんろフェスタ」(同実行委主催)を開催した。地元住民や全国各地の鉄道ファンらがトロッコに乗り、久しぶりの線路から眺める景色や爽快な空気を感じて楽しんだ。27日まで。

 同フェスでは、トロッコを2人で足こぎするコースと、エンジン搭載のトロッコを運行させるコースの2種類を用意した。境内に線路がある禅燈寺を通過する「足こぎトロッコ」(片道約500メートル)か、廃止された踏切を仮設線路でつなぎ、新幹線の高架付近までを目指す「エンジントロッコ」(同約1・1キロ)。

 この日は、雨が上がった昼ごろから運行を始め、子どもも大人も楽しめる速度での走行に、乗車客は「早い!楽しい!」と大喜び。神奈川県川崎市の会社員、永瀬武さん(38)は「廃線になった線路の上をまた走行できるなんて夢のよう」と声を弾ませ、北斗市の岩谷花さん(8)と永田愛莉さん(7)は「気持ち良かった」とにっこりだった。

 営業は午前10時〜午後4時(受付終了は同3時半まで)。乗車券が500円(小学生以下は半額)、エンジントロッコに乗車する場合の急行券が200円(同150円)。27日以降はコースを変えてイベントを続ける。

 また、会場隣りの町郷土資料館「いかりん館」では、青函連絡船や道南の鉄道など記念切符やスタンプといった貴重な展示品1500点以上を無料で鑑賞できる。

提供 - 函館新聞社

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