鹿部に道の駅誕生

update 2016/3/19 10:28


 【鹿部】道の駅「しかべ間歇泉(かんけつせん)公園」(鹿部18)が18日、オープンした。北海道新幹線開業を目前に盛り上がる道南に、新たな観光スポットが仲間入りした。

 渡島、桧山管内で14カ所目となる同駅は『鹿部の食文化を学び、味わえる「体験型施設」』として、これまでの間歇泉公園に加え、特産品を集めた物産館棟や、50人対応の体験・研修棟を設置。また温泉を利用した「蒸し釜&ゆで釜」を活用し、客が自分たちで蒸し料理を楽しめる体験要素を取り入れた。

 開業に先立ち行われたオープン式典で、川村茂町長は「この道の駅が、今後ますます南北海道の魅力充実につながることを期待する」とあいさつ。川村町長と野田重毅町議会議長、冨原亮道議ら9人でテープカットし、オープンを祝った。

 物産館棟はすぐに人でいっぱいになり、町漁協女性部による「浜のかあさん食堂」には、おいしい定食を求めて長蛇の列ができた。函館市の介護職員、石川明弘さん(39)は「ご飯の上に載った大きなタラコがとてもおいしい。道の駅ができたことで、鹿部町に遊びに来る目的ができた」と満足の表情。食堂隣の小板商店による総菜や鮮魚販売も大人気で、町内の三浦一雄さん(80)は「道の駅におかず屋さんがあるのはとても便利」と喜んでいた。

 開館時間は4〜9月が午前8時半〜午後6時。10〜3月が午前9時〜午後5時。公園入園料は大人300円、小中学生200円、未就学児は無料。

提供 - 函館新聞社

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