全街路灯 LED化へ
update 2016/3/15 10:08
函館市内の各町会で、消費電力の少ない発光ダイオード(LED)を使った街路灯への切り替えが進んでいる。今後、新年度の設置予定数と同じ程度で実績が推移した場合、早くて5年後に全てがLED化する見通しとなった。市が設置費用を補助しており、環境への配慮と電気料金の負担軽減効果に大きな期待が懸かる。
市が電気料金の8割を補助する街路灯は約2万3000基。町会が管理する街路灯のLED化を促進しようと、市は2012年度から設置補助率を5%引き上げて85%、1基当たりの補助限度額を9000円増額の3万4000円としている。
市民・男女共同参画課によると、LEDは小電力で、寿命は蛍光灯や水銀灯の5〜7倍に当たる10年間。電気料金も既存電灯の半分ほどで、1基当たりの年額が約2600円。新年度設置予定数の2649基で、年額727万円の縮減効果があるという。
切り替えの推移は、補助率を引き上げる前年の11年度が34基だったのに対し、12年度486基、13年度1383基、14年度2176基、本年度3207基と年々増加。新年度予算案には関係経費9279万円を計上している。
12年度以降の申請急増から、14日現在では約150町会・団体の約7300基が切り替えられている。新年度末で全体の4割に当たる約1万基を数え、新年度ベースで推移した場合、5〜6年後に全てがLED化する計算となる。
ただ、補助があるとはいえ設置費は高額のため、数年かけて計画的に導入したり、現在使用する電灯が切れてから切り替えを検討したりする町会もあるという。同課は「長期的にみると電気料金の節減効果は十分期待できる。明るさを身近に感じることができ、二酸化炭素の排出量削減と合わせて地域の防犯に役立ててほしい」としている。
その他の新着ニュース
- 2017年の初日の出はどこで迎える?...2016/12/31
- 年末年始に懐かしい遊びを 百人一首やかるたなど並ぶ...2016/12/31
- 道南の重大ニュース2016・下半期...2016/12/31
- 桧山この1年...2016/12/31
- (ニュースファイルこの1年)文化...2016/12/31
- (ニュースファイルこの1年)経済...2016/12/30
- 道南スポーツこの1年(上)...2016/12/30
- 市電に繭玉、縁起物/31日から特別ダイヤ...2016/12/29
- 北斗自慢のグルメ集合 29日まで新駅でイベント...2016/12/29
- パフィー紅白初出場、巨大コロッケCMで縁の厚沢部から声援...2016/12/28
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。