函館駅商業ゾーン 15日リニューアル
update 2016/3/14 10:15
JR函館駅の商業ゾーンが15日、リニューアルオープンする。1階には地元を代表する菓子店などが出店、土産品として自慢の商品を売り込むほか、2階では飲食店が函館ならではのグルメを提供し、北海道新幹線で多数訪れる観光客の需要取り込みを狙う。
1階の「専門店エリア」には7店が出店。洋菓子店「ペイストリースナッフルス」は、同駅限定商品としてゴーフレットを実演販売する。同店初の試みで、1個200円(税込み)でできたてが味わえる。渡辺宗起取締役は「恵山産のイチゴを使った新商品のオムレットなど20種類を並べる。土産品として売り込みたい」と意気込む。
「キングスイーツ」は、老舗パン店「キングベーク」が手掛けるチョコレート専門店。「ショコラソフト」やホワイト、ミルク、ビターの各チョコレートに、ナッツやドライフルーツなどをトッピングした商品などを並べる予定だという。
食品添加物販売の中山薬品商会が運営する「医食同源」は、ガゴメコンブを使用した調味料をはじめ、砂糖の代わりに果実酢などを加えたソフトクリーム「酢フト」などを販売。このほか、ケーキ店「ジョリクレール」や駅弁販売の「函館みかど」、ロールケーキ専門店「ガトー・ルーレ」、和食店「四季海鮮旬花」が軒を並べる。
2階では、書店とカフェ「タリーズコーヒー」など飲食店3店が出店。ラーメン店「函館麺厨房あじさい」は約20席を用意し、限定メニューの「あんかけ焼きそば」など10種類のグルメを提供する。東秀一社長は「メニュー表記に英語や中国語を取り入れ、増加する外国人客にも対応する。商品は徐々に増やしたい」と意欲をみせる。地産地消レストラン「食の宝庫北海道」は旬の素材を使った地元の料理を紹介する予定だ。
商業ゾーンにはほかにも総合土産エリアがあり、道南の特産品などを販売する。
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