函高専と弘前大協定

update 2016/3/11 10:15


 函館高専は弘前大学理工学研究科と学術交流協定を結び、10日、同高専で、協定締結式が行われた。同高専にとって道外の大学と協定を結んだのは初めて。共同研究などを進めるとともに、26日の北海道新幹線の開業を契機に、学生、教員同士の交流促進も期待している。

 協定では、教育及び人材交流に関することや共同研究、研究協力など7項目で連携することを明記。津軽海峡の潮流を使った発電技術の開発など共同研究、同高専から同研究科、大学院への編入促進などを想定している。有効期間を2019年3月末までの3年間とし、以後特段の申し出がないとき自動的に更新するとした。

 締結式で同高専の但野茂校長は「新幹線開通を契機に青森県は身近な地域になる。青函特有の地域課題の解決や人材育成に期待している」と述べ、同研究科の宮永崇史科長は「この協定は実質的に機能し、確実に使命を果たすと確信している」とした。

提供 - 函館新聞社

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