(震災5年 被災地忘れず)大槌の児童を支援 10日から絵画展
update 2016/3/10 10:35
はこだてギャラリー(函館市時任町22、落合良治社長)は10日から、東日本大震災で被害を受けた岩手県大槌町の安渡(あんど)小学校の子どもたちを支援する「第8回チャリティー絵画展」(函館新聞社後援)をテーオーデパート(梁川町10)で開く。15日まで。入場無料。
会場には、函館ゆかりの油彩画家である田辺三重松(1897―1971年)や橋本三郎(1913―89年)などの絵画や、青森県出身の版画家棟方志功の作品など約100点のほか、有田焼などの陶器約100点を含む計約200点の美術品が並んでいる。
メディアなどを通じて現地の惨状を知った落合さんは「子どもたちに心温まる贈り物を届けたい」と、5年前から3月と9月にチャリティー展を企画してきた。益金の一部は、現地からの要望で国語辞典やドッジボールなどの遊具に換わり、落合さん自身が同小へ出向いて寄贈している。昨年は約30万円相当の書籍や遊具を届けたという。
落合さんは「地域社会に暮らす一員として貢献を続けたい。今後も子どもたちの役に立てたら」と話し、多くの来場を呼び掛けている。午前10時〜午後6時(最終日は同3時)。
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