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函館山の懐に、ゆったりと抱かれた町「谷地頭町」
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元日の初詣、そして時折無性に入りたくなるあの茶色の湯の谷地頭温泉、と年に数回ほど出向く場所だけだった谷地頭。今回取材のため、クルマを置いて、数日間じっ〜くりと散策してみたところ、この町のリズムがとても心地よいことに気づいた。まずは、コンビニが地区に一軒もないこと。不便だなぁ、と思う人はさておき、地元の商店街で十分にまかなえるのでね。むしろ、コンビニがないことによる小売店の存在感や、夜の静けさを考えるとまったく問題なないわけで。この町にはおいしいパン屋があり、餅屋があり、酒屋も電気店もクリーニング店もある。いずれも小さな間口の店だけど、地域にしっかり根づき、どこも店主の手がかかった商売をしていて心地いい。「ごめんください」と商店の引き戸を開ける、という行為が健在なのだ。そして、もうひとつ。通り沿いの商店前には、「ちょっと腰掛られる」ベンチがそこらにある。ささいなことかもしれないが、町としてとても豊かなことだな〜と思う。通りの交通量もさして多くなく、クルマも住宅の脇やグランドの木陰で休んでいる台数が多いくらいだ。のんびりとした暮らしが好みだったり、求めている人にとっては、谷地頭町はとても性に合う町ではないかと思う。/記・まちブラリ取材班
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