競輪事業、次期包括委託候補に日本トーター

update 2015/9/9 10:22


 函館市は2016年度から5年間を委託期間とする競輪開催業務の包括委託事業者候補として、車券販売・払戻機メーカーの日本トーター(東京)を選定した。募集には同社のみが応募。委託料の上限を下回る受託率の設定をはじめ、経営安定化、活性化策を評価した。10月下旬をめどに正式契約を締結する。

 同社は、市が競輪事業の包括委託を導入した08年度から事業を受託しており、次期で3期目。7月に募集を開始し、当初2社が参加を申請したが、同社以外に企画提案書の提出はなかった。事業者審査委員会(委員長・今井敏博函館大教授、委員5人)が、今月3日に審査を行った。

 次期包括委託からは、同社に車券の発売払戻機器のほか、映像音声システム、無停電電源装置、監視カメラシステムなど各種運営機器の導入を求める。特に映像関連機器はデジタル対応とし、場内のモニターなども更新される予定。

 委託料は売上高に応じた定率方式で、次期から上限額を現行3・5%から4・09%以内(税抜き)に引き上げる。同社の提案は3・89%で、昨年度の売上額156億円で換算すると6億5000万円程度となる。さらに自転車競走事業会計における収益保証など、市会計の改善につながる方策も示された。

 市自転車競走事業会計は13、14年度の2年連続で単年度黒字を確保している。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです