高齢者交通料金助成、利用率が前年下回る

update 2015/7/28 10:25


 函館市は、70歳以上の市民の外出を支援し、社会参加の促進を図る「高齢者交通料金助成事業」の2014年度実績をまとめた。対象者に配布された助成券の利用枚数は25万2693枚、利用率は57・9%で、前年度から0・5ポイント減少した。一方、交付人数は3万6394人で前年度から1000人ほど増加し、市地域福祉課は「事業の平準化が図られてきている」としている。

 同事業は12年度に制度を変更。助成券は市電とバス共通の専用乗車カードを買う際に、半額補助券として使用できる。1人当たり年間で12枚交付しており、1枚で1000円(利用額1080円)の乗車カードを半額の500円で購入できる仕組み。助成額の上限は年間6000円としており、13年度からはプレミアム率の高い5000円(同5800円)のカードを導入している。

 14年度の対象者は、前年度比587人増の6万4099人。このうち、申請のあった3万6394人(56・8%)に助成券を交付した。使用率は当初見込みを8・6ポイント下回ったが、全て使い切った交付者は1万8415人で、前年度から300人ほど増加した。

 年間の利用傾向は、過去3年間とも4月をピークに減少し、利用期限が迫る3月に回復している。ただ14年度の動きは、12、13年度に比べ、両年の中間域に相当する増減幅だったことで、「14年度の利用実績が市の基本水準になるのでは」(同課)とみている。

 助成券は1度申請すると次年度から手続き不要。また、新しく70歳になる被保険者には、国民健康保険高齢受給者証と一緒に助成券の申請書が配布される。

提供 - 函館新聞社

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