40年に一度の花ぐんぐん成長、アオノリュウゼツラン2分咲き

update 2015/7/25 10:15


 函館市熱帯植物園(湯川町3、笠井佳代子園長)の温室で、40年に一度花開くという多肉植物「アオノリュウゼツラン」(和名・竜舌蘭)が24日、花芽を開き始めている。現在は2分咲きといい、笠井園長は「今後も来場者の皆さまと一緒に注意深く見守っていきたい」と話し、来場を呼び掛けている。

 4月下旬ごろ、同園職員が「マスト」と呼ばれる背の高い花茎が伸びはじめていることを確認。その後は一日に約20aずつのペースで伸びていき、6月までに屋根へ達するまでの高さ(約8b)になった。

 5月初旬に花芽が観察されて以降、6月初旬にも開花すると見られていたが、実際の開花にはさらに1カ月を要した。花が開いているのを発見したのは22日の夕方だったという。笠井園長は「熱帯地域のように昼と夜の温度が一定でないことが遅れの原因ではないか」と話す。また、確実ではないとしながらも「全ての花が開くのは1カ月ほどかかるのでは」と予想する。

 アオノリュウゼツランは中南米の熱帯域に自生する単子葉植物。和名に「蘭」とあるが、ラン科と近い種ではない。一般的に成長が遅く、100年に一度開花するとの誤認から、英語で「センチュリー・プラント」の別名がある。テキーラの原料にも用いられる。

提供 - 函館新聞社

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