市民会館 耐震指標大幅に下回る

update 2015/5/30 10:42


 函館市教委は29日までに、市民会館(湯川町1)で昨年度行った耐震診断結果について、建物の耐震性を示すIS値(耐震指標)を大幅に下回ったと明らかにした。改修には20億円が必要と試算しており、市教委は今後の対応について検討を進めている。

 耐震診断は昨年秋から年度末までにかけて、大ホールがあるホール棟と、事務室や小ホールを備える管理棟に分けて行った。

 IS値は数値が高いほど耐震性が高く、市民会館の場合、0・675以上で耐震性を満たしているとされるが、ホール棟で0・234、管理棟で0・173だった。震度6強〜7程度の地震で倒壊や崩壊する危険性が高いとされる0・3未満をいずれも下回り、改修が必要と診断された。

 市民会館は鉄骨鉄筋コンクリート造で地下1階、地上4階建て。1970年建造で老朽化が進んでいる上、ホール棟は吹き抜けの構造で柱が少なく、管理棟は建物の形状が不整形で、相互に支え合う構造になっていないことが要因とみられる。

 改修費用は概算でホール棟、管理棟ともに約10億円と算出している。市教委生涯学習部は「改修に向けた調査費を6月の補正予算に向けて要求している。設備などがどの程度老朽化しているかも調査したい」としている。

提供 - 函館新聞社

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