ライトアップLED化 検討結果を公表 CO2削減量も掲載 北海道環境財団

update 2015/1/20 10:46


 北海道環境財団は函館市内のライトアップ施設のLED(発光ダイオード)照明化を検討する「光の街はこだて 次世代あかりプロジェクト」の報告書をまとめた。市内5施設の照明をLED化した場合の想定CG画像を掲載。二酸化炭素(CO2)排出量削減効果や維持経費の違いをシミュレーションした結果を掲載している。

 対象施設は旧函館区公会堂、旧イギリス領事館、市水産物地方卸売市場、市役所本庁舎、青函連絡船記念館摩周丸。照明機器メーカー「東芝ライテック」が既存のライトアップ写真を基に、各施設の照明をLEDに交換した場合をシミュレーションし、CG画像を作成した。

 CO2排出量は、平均消費電力や年間点灯時間、CO2排出係数を基に算定。旧イギリス領事館では既存照明で年間4272`cを排出するのに対し、LED照明の場合は1587`cとほぼ3分の1にまで圧縮。維持経費(電気代、交換用ランプ代)は10年間で約170万円の節減になるとしている。他の4施設でも、CO2は約48〜81%、維持経費は150万〜260万円の節減になるとしている。

 同財団は31日午後3時から、FMいるか2階「ペルラ」(函館市元町18)でプロジェクトの報告会を兼ねたシンポジウムを開催。東京理科大の吉澤望准教授の基調講演と、東芝ライテックの渡部武さん、函館市地球温暖化対策地域推進協議会の赤石哲朗さんの報国がある。

 報告書はA4判フルカラー。神戸市、長崎市のLED化の事例を掲載した。函館市役所や各支所などで配布している。シンポジウムは参加無料、申し込みは市環境部環境総務課(電話0138・51・0758)へ。

提供 - 函館新聞社

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