ふるさと納税 函館も好調 12月末現在 過去最高の203件

update 2015/1/19 10:27


 古里や応援したい自治体に寄付金を送る「ふるさと納税」の申し込みが、函館でも好調だ。市財務部によると、昨年12月末現在で申し込みは203件と過去最高を記録しており、同部は「特産品をメーンにしているわけではないが、リピーターの多さが際立っている」とみている。

 ふるさと納税は地方税法改正に伴い、08年度から実施。好きな自治体に2000円以上を寄付すると、現在住んでいる市町村の住民税、所得税から寄付額が控除される。昨年度は151件、1497万6000円が寄せられている。

 本年度は12月末までで851万7000円。昨年度は700万円が1口、130万円が1口と大口寄付者が多く、本年度はこの2件を除くと、すでに昨年度を上回っている。

 市は2012年度から、寄付金額に応じて函館産の海の幸をプレゼントしており、中でも100万円以上の寄付者には1万円相当の海産物を贈っている。全国の自治体ではお礼に贈る特産品を豪華にするなど寄付を呼び込む動きが過熱している中、市は「函館を応援してもらう」という、これまでのスタンスを堅持していく考え。

 PRリーフレットは市内観光スポットのほか、高校の同窓会組織や東京都内のコンビニに開設しているアンテナショップなどで配布している。同部は今後も地道な活動を継続していく方針で、「リピーターが一定程度おり、『函館に来てよかった』『以前住んでいたので応援したい』などの声をいただいている。函館への思いのある方を大切にしていきたい」としている。

 近年は節税の面からも注目が高まっており、新年度の税制改正大綱では減税対象となる寄付の上限額が2倍に引き上げられたほか、確定申告を不要とするなど手続きも簡素化された。同部は「国も寄付しやすい環境を整備している」と歓迎し、今後の動向を注視している。

提供 - 函館新聞社

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