高専シンポジウム道内初開催 函館の研究成果発表

update 2015/1/11 10:30


 全国から高専生や教員が参加する「第20回高専シンポジウムin函館」(函館高専、高専シンポジウム協議会主催)が10日、道内で初めて函館高専で開かれた。研究発表や特別講演などがあり、約450人が函館の強みである水産海洋研究について理解を深めた。

 開会式で、函館高専の岩熊敏夫校長(実行委員長)が「函館は水産業が盛んで、産学官連携の研究によってガゴメコンブを使った付加価値のある商品を生み出している」と強調した。

 函館地域産業振興財団の宮原則行研究開発部長が「函館マリンバイオクラスター形成への取り組み」と題して特別講演。2003年に国の補助事業に採択されて以来、ガゴメを活用した製品は200品目以上、売り上げは累計で100億円を超え、経済効果額は220億円以上と推計。ガゴメに続く海藻「ダルス」や「ウガノモク」の研究開発も進んでおり「地域資源を使い、持続的な産業支援を行っていく。そこに高専のバックアップは大きい」と期待を込めた。

 研究発表338件(口頭発表209件、ポスター発表129件)のほか、道立工業技術センター(函館市桔梗町)による研究成果の紹介、ガゴメ製品の展示・販売、さきいか製造の実演も行われ、参加者の目を引いた。

提供 - 函館新聞社

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