湯浅さん、ユネスコ・教育コーディネーターとしてインドネシアへ

update 2005/5/28 12:08

 アフリカの教育支援を行うNPO法人(特定非営利活動法人)「函館アフリカ支援協会」(升田俊三会長)の会員で、アフリカケニアなどでNGO(非政府組織)活動を続けている湯浅敏広さん(51)が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が運営する「教育コーディネーター」に選ばれ、インドネシアのバンダ・アチェに向かう。スマトラ島沖地震で壊滅的な被害を受けた地域で、湯浅さんは「教育現場の復興支援につながるよう力になりたい」と意気込みを見せている。

 湯浅さんは函館出身。道教育大札幌校を卒業後、7年間小学校の教員を勤めたが、1987年3月に退職。89年12月から青年海外協力隊に参加し、ケニアで理数系の教師を務めた。94年ごろから日本のNGOなどにも参加。97年には自らNGOを立ち上げたり、オランダやスペインなどの国境なき医師団のスタッフとしてアフリカ諸国の教育、医療分野で国際貢献したりしてきた。

 昨年12月、ユネスコの教育コーディネーターに応募。つい最近、スタッフ採用の連絡があり、インドネシアに向かうことになった。

 同協会には、ケニアにいた2001年ごろに入会。同国を訪れた升田会長と、知人を介して知り合い、以来現地の情報を同協会に送るなどしてきた。升田会長は「健康に気をつけて頑張ってほしい」と激励する。滞在期間は半年の予定だが、湯浅さんは「半年はあっという間。延長を申し出て、復興のめどがつくまで力を注ぎたい」と話す。6月3日に日本を出発する予定。

提供 - 函館新聞社



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