北海道新幹線…並行施行の見通しに
update 2005/5/22 13:35
【大野】自民党・整備新幹線等鉄道基本問題調査会の小里貞利会長は21日、大野町農業振興センターで講演し、北海道新幹線の新函館―札幌間着工が3年後の政府・与党協議で決まり、新青森―新函館間と、並行施工となる見通しを示した。
札幌延伸をめぐっては、着工の見通しがたたない中、高橋はるみ道知事が3年後に照準を定めた運動を展開すると、18日に表明したばかり。それに応じるかのように、小里会長は「新幹線は札幌まで伸びることでその効果が増す」と必要性を強調。「(新函館までとした計画は)2、3年後には必ず見直され、並行施工される段取り。(札幌延伸は)実は意外と早いんです」と踏み込んで発言した。
小里会長は4月にも函館市内のホテルで講演し、札幌延伸を示唆。建設費1兆円を超す財源を確保するため、財務省など関係機関と調整を進めていることも明らかにしていた。
今回の講演は、同センターで開かれた「北海道新幹線着工記念フォーラム」(町、町議会、町北海道新幹線建設促進期成会主催)で行われた。国土交通省鉄道局幹線鉄道課の辻岡明課長とともに、来場者600人に、新幹線の有用性を語った。
提供 - 函館新聞社
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