新・五稜郭タワー建設すすむ
update 2005/5/20 12:09
肩を並べた2つの塔―。五稜郭公園横に建設中の新・五稜郭タワーが、現タワーの高さをついに追い越した。通り過ぎる市民や観光客らは両タワーを見上げ、“弟が兄を追い抜いた”姿を楽しんでいる。
五稜郭タワー(中野豊社長)が昨年、創業40周年を迎えたのを機に利用客へのサービス向上を図ろうと、同年11月に着工。基礎工事を終えたことし3月から、タワー本体の工事に取りかかってきた。
構築には型枠と一体の作業台を油圧ジャッキで上げながら、コンクリートを打つ工法が用いられた。高さは1日に最大で4・5メートル、平均でも4メートル伸び、19日の新タワーの高さは56・6メートルで、現タワーの54メートルを上回った。
断面は五稜郭にこだわった星形をしている。現タワーからは3つの稜しか見えないことから、“五稜”を見せるための演出のひとつ。施工する清水建設北海道支店の伊成哲雄工事長は「これまでに例がなく、難しい分面白みもある」と話す。
93・4メートルまでは同工法での作業が続き、その後地上で組み立てた展望台をジャッキでリフトアップ。6月末には最大の98メートルに到達し、来年4月のオープンに向け急ピッチで作業が進められる。
提供 - 函館新聞社
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