函館市内の美容室で、代金踏み倒し相次ぐ
update 2005/5/18 10:15
函館市内の美容室で、同一人物とみられる女性が、代金を支払わずに逃走するケースが相次いでいる。函館美容業協同組合(田村孝紀理事長)によると2月から5店舗が被害に遭っており、いずれも被害額は1万円を超える。同組合は「同一人物が連続して犯行に及ぶケースは例がない」と頭を悩ませている。
犯人とみられる女性は推定で20代後半から30代前半。身長は155センチくらいという。店を出る前に「財布を車(あるいは自宅の玄関)に忘れた」と言って、財布を取りに行くと見せかけて逃走する手口だ。各店で記入した顧客カードの筆跡はほぼ同じで、氏名や生年月日、住所をその都度変えているという。
3月に被害に遭ったという美容師の男性(25)は、くせ毛を直す縮毛矯正で約1万5000円の損害。「他店でかけたパーマが失敗した」と、困った様子で来店したという。「怪しい点はなく、一見普通の人。疑いたくはなかった」と苦々しそうに語る。
発覚したのは5月始め。同組合に加盟する各店の経営者約130人に対し、ファクスで警告した。同様の被害報告を促すとともに、自衛措置を講じるよう呼び掛けた。同組合は「被害は氷山の一角かもしれない。店にとって迷惑な話。早くやめてほしい」としている。
提供 - 函館新聞社
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