レニー先生をしのんで/教え子ら記念碑前で祈念会
update 2005/5/16 09:56
明治から昭和にかけて在函し、英語教育やキリスト教布教に情熱を注いだカナダ人宣教師、ウィリアム・レニー氏(1866―1951年)をしのぶ祈念会が15日、函館市時任町にある記念碑前で開かれた。
祈念会は、レニー氏の命日に会わせて毎年、教え子ら有志の手で開かれており、今年で34回目。
雨の中、15人ほどが集まり、碑前に花をたむけ、黙とう。賛美歌を歌い、聖書の言葉と祈りをささげた。出席者は、収入の大半を苦学生や貧しい人のために使ったというレニー氏の人柄や生き方、深い信仰心などを振り返り、故人をしのんだ。
函館商業学校(現函館商業高校)時代の教え子、米倉正夫さん(79)=七飯町=は「春になるとワーズワースの詩を読んでくれた。スイセンの花を見るとレニー先生を思い出す」と話していた。
レニー氏は、1906(明治39)年に函館へ渡り、旧制函館中学(現函館中部高校)などで英語教師を務める一方、キリスト教伝道に力を注ぎ、41(昭和16)年帰国した。
提供 - 函館新聞社
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