昇栄興業がタクシー事業に参入/地域密着型目指す
update 2005/5/16 09:55
【七飯】土木工事業の昇栄興業(玉川修平社長)グループとして、昇栄交通(七飯町大川9、今野利之社長)がこのほど、タクシー事業に参入し業務を開始した。地域密着型を目指しており、町民の“足”として知名度アップに奔走している。
冬期間に仕事が減少する昇栄興業が、従業員に二種免許を取得させることで雇用促進につなげようと、昨年末に着手。3月22日に道運輸局から認可を受け、車両手配やあいさつ回りなど急ピッチで準備を進めてきた。
タクシーは小型15台でスタートし、営業エリアは七飯町を中心にJR七飯駅前で客待ちし、待ち時間を少なくするよう会社では数台が待機。函館市内でも観光スポットを中心に上磯や大野にも配車している。
営業初日となった4月29日は大型連休突入に重なり、市内で観光目的の利用が多かった。車体が白地に黒と赤のラインと目立つこともあり、利用客からは「ハイカラですね」「初めて見るタクシーなので、乗ってみたかった」などの声が聞かれたという。
初乗り料金は530円で、利用額500円ごとに1ポイントとし、30ポイントたまると1000円引きのサービスを設けた。また、日中は通院に利用する高齢者が多く、ドライバーが下車し手を添えて迎える「気遣い」もサービスの一環として取り入れている。
月内には9人乗りジャンボタクシー、車いすのまま乗車できる介護タクシーをそれぞれ2台を導入する。このほか、函館圏では初となる最新GPS(全地球測位システム)のカーナビゲーションの全車設置を6月末までに済ませる計画だ。
5月に入り、電話が不通となるトラブルもあったことから、同社は「迷惑を掛けてしまったので、さらなるサービス向上を」と気を引き締める。町外在住のドライバーには町内の地理を覚えるための研修を実施。「利用客から愛されるサービスを提供していきたい」と話している。
同社の連絡先はフリーダイヤル0120・66・9907、TEL0138・66・3300。
提供 - 函館新聞社
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