函館発の健康食品/オーエスケー7月に「籠米麺」販売
update 2005/5/14 13:26
函館市民スケート場やオーシャンスタジアムなどの運動施設を管理する、オーエスケー(中野一晃社長)は、7月中旬からコメを原料とした「籠米麺(がごめん)」を販売する。地元名産のガゴメ(トロロコンブの仲間)も使用することから、“函館発”のヘルシー食品として全国での普及を目指す。
コメの消費拡大と雇用創出を目指し、同社が山口県の藤井製麺に商品開発を依頼。原材料には道内産米の「ふっくりんこ」と「きらら397」のほか、道南でしか捕れないガゴメの粉末を入れるなど、地場産品にこだわった製品を目指してきた。
研究には約1年を要し、ガゴメを使用したコメめんは全国初となる。めんは「平麺」と「細麺」の2種類で、いずれも生めんタイプ。ゆで時間が1―2分で済む。保存期間は常温で約3カ月。
製造工場は同市旭町2に約230平方メートルのスペースを貸借。本格稼働に向けた改装も進んでおり、見学コースや一般客が利用できる食堂も設ける。
製めんの工程は機械に委ねるが、袋や箱詰めなどを手作業にし、高齢者や障害者を雇用する予定。3交代制で24時間稼働し、1日1000食以上の製造を目指す。
商品の認知度を高めるため、15日午後零時から八郎沼公園(大野町向野)で開かれる北海道植樹祭で試食会を実施。5000食を来場者に振る舞う。6月下旬には市内でも試食会を開催する予定だ。
中野社長は「まずは地元での評判を得ることが先決」と説明。「全国の大都市に『地元地造』のこだわりを発信していきたい」と意欲を見せている。
提供 - 函館新聞社
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