市消防本部4月火事まとめ/焼損床面積が前年同月比10倍
update 2005/5/14 13:25
函館市消防本部は13日までに、4月の火災概要をまとめた。前年同月と比べ、発生件数は減少したが、焼損した床面積が約10倍の453平方メートルと大幅に増加した。春先特有の枯れ草などが燃える火災が少なかった一方、大規模な建物火災が増えており、同本部は火の取り扱いに注意するよう訴えている。
同本部によると、4月の火災件数は前年同月比3件減の9件と減少したが、死者はゼロから1人となった。焼損した床面積は453平方メートルで、前年の47平方メートルから激増。今年1月から4月までの累計は1033平方メートルとなり、前年同期(約450平方メートル)の倍以上となった。
4月下旬には「春の火災予防運動」(20―30日)も行われたが、期間中の22日、同市旭町の製版会社が入居する2階建てビルの2階部分(約270平方メートル)が全焼。26日には、港町のアパートから出火、63歳の男性が死亡するなど重大な火災が相次いだ。
同本部予防課は「春は空気が乾燥して、風の強い時期。冬の大雪の影響もあり、屋外より建物内部の火災につながったのでは」と分析し、防火対策の徹底を呼び掛けている。
提供 - 函館新聞社
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