合併から間もなく6カ月/市長「一体感醸成は山場」

update 2005/5/11 10:11

 函館市の井上博司市長は10日、市役所で定例記者会見を開き、昨年12月の市町村合併から間もなく6カ月を迎えることを受け、「(新市として予算を編成した)本年度からが実質的なスタート。歩みを着実に進めたい」と述べ、新市としての一体感醸成は今後が山場との考えを示した。

 井上市長は、3月までは旧自治体ごとに組んだ予算を執行していたことを指摘。「本年度予算には旧町村地域の振興策を盛り込んだ。合併して良かった言われるよう、努力したい」と語った。

 また、中国で反日デモが相次いでいることについては「非常に残念なこと」と話した上で、「天津市から6月に約50人の親善訪問団が来函する。函館からも時期をみて、訪問団を派遣したい」とし、従来通り、友好関係の強化に努めていく方針を示した。

 このほか、ウオーターフロント整備に関する海上自衛隊函館基地隊(同市大町10)との移転交渉について、「基地隊とは西ふ頭への移転で基本合意している。ただ、双方ともに費用負担の問題を抱えている」と現状を説明、今後も協議を継続していくとした。

提供 - 函館新聞社



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