運転者からの死角に注意/本通小で交通安全教室

update 2005/5/7 09:44

 ヤマト運輸が主催する「こども交通安全教室」が6日、函館市本通小学校(大原哲弘校長)のグラウンドで行われた。子どもたちは10トントラックを使った事故再現などを通じて、交通安全の大切さを心に刻みこんでいた。

 同社は1998年から、ドライバーの指導による交通安全教室を全国各地の保育園、幼稚園、小学校で開催している。同校では昨年に続いて2度目。

 初めにトラックを使った左折巻き込み実験を実施。車から十分に距離の離れた場所に置かれた自転車が、左折とともに車体に急接近し、最後には後輪付近に巻き込まれ、踏みつぶされると、児童からは悲鳴が上がった。

 また、物陰から飛び出したスポンジの人形を高速のトラックが跳ねたり、運転席からの死角をテープを使って示すなど、さまざまな実験を通して交通事故の危険性を訴えた。

 大原校長は「学校の周辺は交通量が多いので、今日の教室でしっかりと安全に対する知識を身につけてほしい」と話していた。(小川俊之)

提供 - 函館新聞社



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