観光アンケート、通年型に切り替え

update 2005/5/3 10:13

　函館市は、１カ月間や７カ月間など、調査期間を限定していた「観光アンケート」について、本年度から通年型に改める。１９６５年度の開始以来、期間限定で行っていたが、より実態を反映できる手法に切り替えるのが狙い。市観光課は「夏と冬の消費活動の差を分析するなどし、施策に組み入れていきたい」と話している。

　同アンケートは、旅行形態や函館の印象、訪問した観光スポットなどについて、来函者から回答を得ている。結果を踏まえ、観光振興事業に生かすのが狙い。

　ただ、アンケートの実施スタッフの確保などから、これまで単月―７カ月といった期間限定型としてきた。このため、１年間の推移が読み取れず、活用時に不備を生じる側面もあった。

　今回は問題を解消しようと、観光ボランティア団体に、通年調査を依頼。アンケート用紙は実施団体に配布済みで、ゴールデンウイークをはじめ、夏休みや年末年始など多客期の入り込みも盛り込むことが可能になった。

　ボランティア団体からは２カ月に１回、調査報告を受ける予定で、同課は「６月の第１回中間まとめを参考にしながら随時、結果をＰＲ活動に取り込んでいきたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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