エアー北海道、「夜間遊覧飛行」楽しんで

update 2005/5/3 10:12

 函館―奥尻間を定期便で結ぶエアー北海道(ADK、函館市高松町)による「夜間遊覧飛行」が行われている。同社の清算に伴う同区間からの撤退で、本年度がラストフライトとなる可能性も高い。例年の約2割増便し、利用を呼び掛けている。

 定期便の双発プロペラ機「DHC―6」(19人乗り)を使用。来年3月末までの週末や祝日に、51日運航する予定。原則1日1便だが、クリスマスの時期が最も人気が高く「3便飛ばすこともある」(同社)という。

 天候に恵まれた2日は、ほぼ満席の18人が搭乗。カップルや家族連れが、上空800b、約15分の空の旅を楽しんだ。

 函館空港を飛び立った同機は五稜郭跡や函館山、湯の川温泉街など、函館のシンボルの上空を次々と飛行。乗客は、暗闇に巴(ともえ)型に浮かび上がる夜景を見下ろし、機内ではため息がもれた。

 観光で函館を訪れた空知管内由仁町の女性(24)は「山よりも高い場所から夜景が見られて感激。できればこれからも続けてほしい」などと話していた。

 運賃は12歳以上で5000円、3―11歳が3500円。貸し切り周遊も受け付ける。予約は搭乗希望当日の午後3時まで。問い合わせは、同社TEL0138・59・3707。

提供 - 函館新聞社



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