雇用促進、平和訴え/メーデーに市民ら3000人

update 2005/5/2 10:21

 第76回メーデーが1日、函館市内2カ所で開かれた。子ども連れを含む3000人近い市民らが参加し、依然として厳しい雇用情勢の打開や、戦後60年の節目に合わせた反戦・平和活動の推進などを訴えた。

 連合北海道函館地区連合会(渡部正一郎会長)は千代台公園で大会を開催した。主催者発表で60団体2100人が集まったほか、道南選出の道議や民主・市民ネット所属の函館市議らも駆けつけた。

 渡部会長は「非正規雇用(パートなど)の問題を含め、だれもが均等に扱われる雇用環境の整備が必要。市民と連携し、実現に向け努力しよう」とあいさつした。来賓の井上博司函館市長や金田誠一衆院議員が祝辞を述べた。

 定率減税縮減の撤回や、雇用の安定・創出、核兵器廃絶をはじめとした平和社会の構築など、各宣言を採択。参加者は旗やプラカードを掲げ、大型連休でにぎわう本町の繁華街などをデモ行進し、五稜郭公園へと向かった。

 一方、全労連・函労会議(武田和男議長)は松風町のはこだてグリーンプラザで集会を開いた。参加者数は45団体500人(主催者発表)。共産党道南くらし・福祉対策委員長の前川一夫氏や、同党選出の市議らも姿を見せた。

 武田議長は「雇用と暮らしを守るため、労働者のパワーをあらためて見せつけよう」などと強く訴え、参加者数人も壇上で決意表明した。

 労働旗や横断幕を手にした一行は、シュプレヒコールを上げながら、同じく五稜郭公園まで行進した。(奥山秀俊、阿部里子)

提供 - 函館新聞社



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