高体連春季大会/弓道団体は函東勢、個人戦は森勢が制す
update 2005/5/1 14:01
高体連春季大会は30日、弓道、剣道、サッカーの各競技が行われた。弓道は、団体戦が男子は函東A、女子は函東Bがそれぞれ優勝。個人戦は男子が藤嶋義彦(森2年)、女子は宮越奈美(同3年)が優勝し、森勢がアベックで頂点に立った。
弓道女子団体戦の決勝リーグは、チーム同士の対戦方式で、各チームとも5人がそれぞれ4本・計20本放ち、総的中数を競った。この日、女子5回目の対戦、森A―函東Bはともに2勝同士で、事実上の決勝戦。函東Bが9―7で森Aを破り、全勝優勝を決めた。残り3本と追い込まれながら、森の記録を上回る8本目が的中すると、かたずをのんで見守るチームメートから拍手がわいた。
「実力のある3年生と、ちょうど伸びる時期にある2年生の力を合わせたい」と、高市道弘監督は今大会、女子チームを2、3年生混合で編成した。函東Bはその持ち味を存分に発揮。優勝を決める8中目を的中させたのは、2年生の原小百合だった。森Aとの試合では、5人中最も多い3中で優勝に貢献。「緊張したが、負ける気はしなかった」と、堂々と語った。
2年生が「先輩のサポートのおかげ」と感謝すれば、3年生は「今度は自分の番」と気を引き締めた。高体連ではまたチーム編成を変えるため、この日の仲間が好敵手になる。「安定した自分たちの納得のできる射をできるようにするだけ」と、さらなるレベルアップを誓っていた。
男子団体は全員3年生の函東が、安定した的中数をマークし3戦全勝で優勝した。選手たちは、「対戦相手の的中数は気にせず、自分たちの射を心掛けた」と満足そうに優勝カップを掲げた。
最初の函大有斗B戦では10中、続く森戦では11中を記録したが、優勝がかかった函大有斗Aとの対戦では、思ったように記録が伸びなかった。だが、1番手の吉田幸博が、4本皆中と大活躍。チームに勢いをつけて、かろうじて1本差で制した。吉田は個人戦でも2位に入る活躍。「調子はよかった」と表情を緩ませた。
昨秋の新人戦では思うような結果を残せず、「改めて基本に返って練習した」。今大会で優勝という結果を手にしたが、「今大会はあくまでも通過点」と声をそろえる。5人全員が見据えるのは、最後の高体連支部大会。「狙うはもちろん、全国出場」と、優勝を一層のやる気に変えていた。
提供 - 函館新聞社
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