函館短期大学が認証評価申請

update 2005/4/28 11:35

　函館短期大学（上平幸好学長）は全道の短大で初めて、短期大学基準協会（東京）に短期大学認証評価を申請した。第３者機関の調査を受け、教育・研究の質を高めるのが目的。上平学長は「外部の目線を取り入れることで、改善すべき点が見えてくる。結果をわが校全体のレベルアップにつなげたい」と話している。

　国は昨年度、全国の大学・短大に対し、同協会など、認定組織による外部からの評価を受けるよう規定。７年に１回、審査を受けるよう定めており、制度が発足したばかりの現時点では、すべての大学・短大が２０１０年度までに初回の審査を受けることになっている。

　各大学の個性、特色が発揮されているかや、経営者の理念が教育に生かされているかなどが審査の対象となる。教育、研究に充当される経費の割合がどの程度か、といった経営に関する項目もチェックされる。

　審査は、書面の提出や、各機構による訪問調査で実施される。結果はホームページなどを通じ、公表することが義務付けられている。

　同短大によると、大学では藤女子大学（札幌）など、道内でも幾つかの大学が評価を受けている。

　同短大は昨年度、学生の保護者や受験生への情報発信の一環として、０１年度から０３年度について自己評価を実施。結果を冊子にまとめて配布した。今回は第３者機関の厳しい目で、あらためて審査を受け、結果を外部へのＰＲ材料とすることなどを視野に申請を決めた。

　今後のスケジュールは申請書類を７月２０日までに提出し、１０月に訪問調査を受け、来年３月に評価報告書が作成される予定。上平学長は「受験生にとって一定の判断材料になる。結果を踏まえ、魅力ある学校づくりを進めたい」と語っている。

提供 - 函館新聞社

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