湊美喜夫森新町長に聞く
update 2005/4/26 11:13
【森】新「森町」の町民は、9期34年間、旧森町長を務めた湊美喜夫氏(76)を新町のトップに選んだ。ベテラン町長のもと、新たな町づくりを進めることになった。ただ、旧森町と旧砂原町の均衡ある発展といった課題のほか、多選と高齢への批判も根強い。当選から一夜明けた25日、湊町長に聞いた。
―町長選を振り返って。
合併により一つになった旧砂原町を、どう回ればよいのか分からずに、焦りながら戦った。
―今の心境は。
3週間ぶりにこの(町長)席に座れて、ほっとしている。「やらんといかん」と新しい気力が沸いている。
―旧町から通算で道内最長の10期目となるが。
「10」という数字は念頭にない。選挙は一つの山であり、対抗してくる人も森町に長く住んでいる。悪いけど、その人よりはうまくやっていけると思ってやってきた積み重ね。数字にこだわりはない。
―多選、高齢への批判もあるが。
現実問題として受け止めるが、圧力に負けない信念があれば問題はない。任期も、後援会は「あと2年」と言っているが、私自身は「2年で辞める」とは言っていない。合併後の新町を軌道に乗せることが重要であり、(引退については)その時機を見極めたい。
―新町の船出です。
合併は、互いが苦しい中で行われるのが普通であり、避けては通れない。今は、1本の道ができたわけだから、その道を改良しながら、旧2町の均衡ある発展に向けて、交流の輪を広げていきたい。砂原の要望も多くあり、簡単ではないが、順序を決めて道筋をつけたい。
提供 - 函館新聞社
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