海の生態科学館基本構想案説明会…市民の意見、賛否拮抗
update 2005/4/26 11:12
函館市は25日、市民会館大会議室で「海の生態科学館基本構想案」の市民説明会を開いた。参加した住民からは、財政負担を危ぐした建設反対の声があった一方、子どもたちへの教育的視点から計画推進を求める意見が出されるなど、賛否は拮抗(きっこう)した。
同構想案の策定を受け、地域別に開催する説明会で、この日が初回。市の工藤寿樹企画部長や水族館建設基本構想策定委員会のメンバーらが、同構想案の背景や内容などについて説明。約50人の市民が集まった。
ある参加者は「赤字で税の負担増が明らか。建設理由が分からない」とただした。これに対し、工藤部長は「社会教育施設としての効果と赤字額が見合うかどうかの判断が課題」と答えた。
このほか「教育的機能もある公立保育園を民営化し、社会教育施設を造るのは矛盾」「子どもの施設が少なすぎる。効果に比べ赤字は小さく、建設すべきだ」など、さまざまな考えが出された。
説明会の開催は全7回で、残りはいずれも5月。日程は次の通り。 ▽9日午後6時半=サン・リフレ函館 ▽10日午後6時半=亀田福祉センター ▽11日午後6時=南茅部公民館 ▽12日午後6時=恵山日ノ浜会館 ▽13日午後6時=椴法華総合センター ▽16日午後6時半=戸井総合学習センター
提供 - 函館新聞社
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