道南中学バレーボール春季大会、男子は桧山合同が優勝

update 2005/4/25 10:36

 2005年度道南中学校バレーボール春季大会(函館バレーボール協会主催)は最終日の24日、函館亀田中学校体育館で男子の試合と女子の3回戦から決勝戦が行われ、男子決勝は桧山合同が附属を、女子決勝は銭亀沢が戸倉をそれぞれセットカウント2―0で下し、優勝を飾った。

 男子決勝は昨年秋の新人戦と同じ顔合わせ。桧山合同が持ち前のコンビネーションバレーで附属にストレート勝ちし、新人戦の雪辱を果たした。鈴木崇将主将(上ノ国3年)は「悔しかったので絶対勝ちたかった。うれしい」。ガッツポーズと満面の笑みで優勝カップを手にした。

 エースの鈴木主将中心にボールを集める作戦だったが、試合開始直後から、その他の選手同士の連係もしっかりかみ合った。堀田一真(江差2年)のスパイクや山本悟(今金3年)のクイックなど、多彩な攻撃で序盤から附属をリード。第1セットを25―18で奪うと、第2セットでは附属の粘りに詰め寄られながら、鈴木のスパイクなどで25―21で退けた。

 準決勝の亀田との試合では、ストレート勝ちしながらも、つながりの悪さを反省。決勝で改めて声出しの確認をした。合同練習は週1回に限られているが、他校や高校生相手の練習試合でまとまりを強め、3校合同とは感じられないほどのコンビネーションバレーを見せた。軽部孝監督は「よく粘った」と、見事に雪辱を果たした選手たちをたたえた。(佐々木 司)
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 毎年各大会で上位進出しながら頂点に届かなかった銭亀沢が、ついに優勝を決めた。準決勝、決勝では、試合途中に集中力が途切れ、何度も過去の“再現”に陥りそうになりながらも、練習で培った自信と精神力で乗り越えた。福嶋大史監督は「最後は選手たちの『負けない』という気持ちが勝利につながった」と、選手たちをたたえた。

 準決勝で敗れた秋の新人戦以降、サーブの強化とサーブカットの見直しを重点に練習を重ねた。決勝の大舞台でその成果を発揮。第1セットでもたついたが、センターエースの石田歩主将(3年)のサービスエースで流れを引き戻したのに加え、相手レシーブを乱す威力のあるサーブで高さに勝る戸倉のアタッカー陣にチャンスを与えなかった。フルセットの末逆転勝ちした準決勝の直後ながら、疲れも見せずにストレート勝ちで優勝。石田は「疲れを見せると負ける。練習してきたので体力には自信がある」と胸を張った。

 “本番”の中体連では、他校からの挑戦を受けることになる。「ずっと目標にしてきた優勝を達成できてよかった」。福嶋監督が表情を緩ませたのは一瞬。「ブロック強化とスパイクの決定率アップが必要」と、すぐに選手に注文をつけ、石田主将は「課題はまだある」と応えた。チームは悲願の優勝の経験を次なる目標へとつなげる。

提供 - 函館新聞社



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