北水と函館大谷短大が講師派遣で連携

update 2005/4/24 12:46

 北大水産学部(山内晧平学部長)と函館大谷短大(福島憲成学長)は本年度、講師派遣の連携に着手する。これまでも市内では教授らが他校で教壇に立つケースはあった。しかし、人材を融通し合うという側面が強く、学校同士が教育力の向上をテーマに正式な協力体制を構築するのは今回が初めて。市内8校で本年度、スタートした高等教育機関連携事業の先駆けとなる取り組みとして、注目を集めそうだ。

 過去にも学校間で講師が行き来することはあった。ただ、人材を互いに補完することがメーンで、学生の選択肢拡大という意味合いは薄かった。

 今回は学生に新たな受講の機会を提供することが主眼。同学部の教授や助教授らが同短大へ出向き、後期の科目「地域社会論」を担当する。

 新たな連携について、山内学部長と福島学長は「この試みは同事業のモデルケースになり得る」とみている。同事業は両校を含む市内の高等教育機関全8校が協力し、共同講義や単位互換の実施、合同での学生・企業説明会の開催などを通じ、学生に多様な教育の場を与えようとすることが狙いだ。

 本年度は合同広報紙の発行や合同公開講座の開講などを予定しいる。その中で両校の連携は、同事業が目指す将来像を先取りする側面が強い。

 福島学長は「学生の視野を広げる機会となる。連携の意義は大きい」と話す。山内学部長は「他校での講義は、わが校の教員にとっても刺激になる。継続的な取り組みにしたい」と意欲を見せている。

提供 - 函館新聞社



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