昨年度観光アンケート/台風などマイナス要因でリピーター率低下
update 2005/4/23 13:48
函館市内に昨年度、訪れた観光客のうち、来函2回以上の「リピーター」の率が前年度比8・8ポイント減の52・6%にとどまったことが、市などのアンケートで分かった。この水準は過去5カ年で最低。市商工観光部は「台風18号など、全道的なマイナス要因が背景にあるのでは」とみている。
市と函館国際観光コンベンション協会が共同で実施。主に函館山や元町周辺、ウオーターフロント、五稜郭公園で、2004年9月から05年3月まで行った。来函回数や函館の印象など計12項目について、1044人から回答を得た。
リピーター率は52・6%で、前年度から低下。2000―03年度は60%前後で推移しており、大きく割り込んだ。地震や台風などの自然災害、韓流ブームによる海外ツアー人気など、観光客全体の減少が響いた格好だ。
この傾向は全体の83・7%を占める道外客で顕著。道内客のリピーター率が85・9%(前年度比1・6ポイント増)に対し、道外客は46・1%(同10・2ポイント減)と落ち込みが目立った。
居住地域では43・7%が関東で、3年連続の40%超。交通手段は道外客の54・6%が航空機で、道内客の44・7%がJRだった。
「函館の観光スポットで行く予定の所、または行った所は」(複数回答)の問いには「函館山」が80・7%で例年同様にトップ。ウオーターフロントや元町周辺なども70%以上となった。函館の印象は「とても良い」「良い」を合わせて94・0%と大部分が好印象。97・9%が「また来てみたい」と回答した。
函館朝市のリニューアルオープンなど明るい話題も多いだけに、同部は「合併した旧4町村も含め、各地域の『魅力』を今後もアピールしていきたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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