函館山登山道が開通/待ちかねた30台が山頂へ
update 2005/4/21 10:20
冬季間通行止めになっていた函館山登山道(道道立待岬函館停車場線=5・8キロ)が20日午前11時、約5カ月ぶりに開通した。厚い雲が立ち込める肌寒い天候の中、開通を待ち望んだ約30台の車両が開門と同時に次々と山頂を目指した。
一番乗りは会社員、北山和治さん(函館市桔梗町)。午前0時ごろ登山道入り口に到着し、車内で仮眠を取って待機したという。北山さんは「これまでも2回一番乗りをしたことがあるが、しばらく函館を離れていたので数年ぶり。やっぱり一番は気持ちがいい」と笑顔を見せていた。
開門前には、地元の青柳町会環境部(北村哲雄部長)と元町婦人防災クラブ(江頭久栄会長)のメンバーや、市西消防署員ら合わせて約20人が集まり、ドライバーにパンジーの鉢植えなどを手渡しながら、防火と交通安全を訴えていた。
函館海洋気象台によると、この日の函館の最高気温は9・0度と平年を3・5度下回り、4月上旬の肌寒さに逆戻り。それでも登山道沿いの木々には新芽が顔を見せ始めてており、本格的な観光シーズンの訪れを予感させていた。
なお同登山道は、25日から10月15日の間、午後5時―同10時は、バスとタクシーを除く一般車両は通行止めとなる。(小川俊之)
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。