函館地区に自立援助ホームを立ち上げる会が「青少年の自立を支える道南の会」に名称変更

update 2005/4/20 10:11

 函館に自立援助ホームを作ろうと活動を続けている「函館地区に自立援助ホームを立ち上げる会」が、「青少年の自立を支える道南の会」(藤田俊二代表)へと名称を改め、今秋のホーム設立を目標に本格的な活動に入る。6月に設立総会と記念講演会を開き、活動への理解や協力を広くアピールするほか、資金集め、建物やスタッフ確保などにも着手していく。

 自立援助ホームとは、家庭基盤のない若者が就労しながら共同生活する場。1998年の児童福祉法の一部改正により法制化された。現在、全国には公立、民間を含め20カ所以上の自立援助ホームがあるが、道内にはまだ設置されていない。

 立ち上げる会は、児童福祉や教育関係者、児童虐待や人権などにかかわる市民団体メンバーなど有志が集まり、昨年6月に発足した。今回、この立ち上げる会を発展させる形で改称。今後、NPO法人(特定非営利活動法人)取得も目指し、自立援助ホーム誕生後には主体組織として運営に携わっていく計画だ。

 広く活動をPRし、ホーム設立に向け、寄付や会員を募ろうと、新たにパンフレットも作成。ホームの建物は「通勤に便利な個室の多い一軒家」を想定しており、今後は借家探しやスタッフ確保などにも力を入れていく。また、自立援助ホームについて知らない人がまだまだ多いことから、施設概要や設立の意義などを伝える活動にも力を注いでいきたいとしている。

 記念講演会と設立総会は、6月10日午後6時半からサン・リフレ函館(函館市大森町2)で開催。講師は、全国自立援助ホーム連絡協議会代表で、横浜市内で自立援助ホーム「えんどうホーム」を運営する遠藤浩さん。問い合わせは、同会事務局(道教育大函館校森山研究室)TEL0138・44・4270。

提供 - 函館新聞社



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