インフルエンザ警報続く/2校で学級閉鎖も

update 2005/4/19 10:15

 インフルエンザが渡島管内で依然として猛威を振るっている。市立函館保健所と渡島保健所では19日からも警報発令を継続。インフルエンザの流行により、函館市内の小中学校では19日から、2校で学級閉鎖に入る。感染のピークは過ぎたものの流行は長期化し、油断できない状況が続いている。

 第15週(4月11日―17日)の患者報告数は、市立函館保健所(定点医療機関11カ所)が114人、定点平均10・36人、渡島保健所(同7カ所)が88人、定点平均12・57人。両保健所とも増減を繰り返しながら遅いペースで終息に向かっているが、第15週現在、警報解除となる定点平均10人を下回るには至っていない。

 4月の警報発令は、両保健所にとって初めて。市立函館保健所の患者報告数の累計は第15週で2902人に達し、患者数が多かった2002年度の2261人を上回り、過去5年間で最多となった。

 一方、江差保健所(同3カ所)は第11週(3月14日―20日)に警報が解除され、第15週も患者報告数6人、定点平均2人と沈静化しつつある。

 函館市内の小中学校では、インフルエンザの流行により約1カ月ぶりに学級閉鎖が発生。高丘小学校と西中学校の1学級が19日から閉鎖する。

 函館、渡島両保健所では「まだ警戒が必要」とし、手洗い・うがいの励行など、注意を呼びかけている。

提供 - 函館新聞社



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