乙部町で「街かど美術館」…中川眞一郎さん製作のモニュメント設置
update 2005/4/18 11:04
【乙部】多彩な芸術作品を野外展示する「街かど美術館」の第1号作品として、乙部町出身の日展作家、中川眞一郎さん製作のモニュメント「微風(そよ風)Genetle berrze」が、同町館浦の「おとべ温泉・いこいの湯」に設置され、17日に除幕式が行われた。
中川さんは同町栄浜出身。「微風」は第41回日本現代工芸美術展の出品作。幅90センチ、高さ50センチのブロンズ製。台座部分からの高さは約1・7メートル。モニュメント設置は、町内の建設業、林組会長の林益蔵さん(故人)、妻の静子さんの寄付で行われた。
除幕式には、静子さん、林勲・林組社長、寺島光一郎町長らが出席。中川さんは「この作品から、そよ風のようなさわやかさを感じてくれれば。モニュメントを見た乙部の子供たちが芸術分野で後に続いてくれることを期待する」と、作品に込めた思いを語った。
寺島町長は「本道を代表する芸術家で、乙部町が輩出した中川先生の作品を設置できたことは誇りだ。いこいの湯の作品とともに多くの人の鑑賞してほしい」とあいさつした。
「いこいの湯」は、中川さんの作品をはじめ、絵画などの多くの芸術作品を大浴場やロビーに展示。全国的にユニークな「温泉美術館」として知られる。
「街かど美術館」は、町が進める「ふるさと文化づくり事業」の一環。本年度から「いこいの湯」をはじめ、拡幅整備を行う市街地中央通線(道道乙部港線)の沿道などに芸術作品を設置し、住民に親しんでもらう考えだ。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。