農業や物作り楽しもう…旭岡体験塾・2年目の参加者募集
update 2005/4/17 12:53
小学生を対象に、自然の中で農業や物作りなどを体験する「旭岡体験塾」(同塾実行委員会主催)が5月に開塾する。2年目のことしは、活動場所のメーンを「旭ケ岡の家」(函館市旭岡町78)に移す。実施回数も昨年の全13回から15回に増やし、内容も大幅に充実させる。同塾の中田嘉明事務局長は「恵まれた自然環境の中で、学校や地域では味わうことのできない貴重な体験をしてほしい」と、参加を呼びかけている。
同塾の目的は自然、農業、物作りなどに触れる機会が少なくなった子どもたちに、自分たちで知恵を絞り、工夫しながら学んでいく力を身に付けてもらうこと。学校教員、農家、施設職員ら約20人が中心となって企画。昨年は同市旭岡町内の旧牧場を舞台に5月末から11月まで、小学生26人がそば作り、土器製作、乗馬、インディアンテント作りなどを体験した。
こうした活動を知った旭ケ岡の家のフリップ・グロード理事長から「旭ケ岡の家内の施設を塾の会場として使用してほしい」という申し出があった。グロード理事長は「子どもたちが元気に走り回る姿は(旭ケ岡の家の)お年寄りたちを元気にしてくれるはず」と話し、同塾も快諾した。
すでに旭ケ岡の家には世話をする2頭のポニーやニワトリなどが運び込まれており、土・日曜には参加予定の子どもたちが訪れて世話をしている。
またそば作りをするための畑は、同市赤坂町の金子農園の一部を借り受ける。今年は大豆作りにも挑戦し、秋には自ら収穫した材料を使って、そば打ちと豆腐作りも計画されている。
開塾式となる5月14日は、春の野山探索と山菜採りからスタート。その後はたこ作り、酪農体験、道産子乗馬、笛作りなど、それぞれ専門の講師を迎えた幅広いメニューが用意されている。実行委員のほかに市内の高校や大学からのボランティアもスタッフに加わり、バックアップ体制も万全。中田事務局長は「大勢の人たちの協力があって塾は成り立っている。ぜひ今年も成功させたい」と話している。
募集対象は現地に直接来ることができる小学1―6年生(1、2年生は保護者が同伴すること)。日程は5月から11月までの隔週土曜で月2回程度の計15回。時間は午前10時半から午後0時半(延長の場合あり)。定員30人。教材費は年間2万円の一括払い(傷害保険代を含む)。問い合わせは同塾事務局TEL0138・46・5003。
提供 - 函館新聞社
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