道町村会の海老沢会長退任へ/後任は寺島乙部町長有力

update 2005/4/16 11:18

 道町村会の海老沢順三会長(73)=上磯町長=は15日までに、4月の任期満了に伴い会長職を退任する意向を固めた。27日に札幌で開かれる定期総会で正式表明する。後任は、筆頭副会長の寺島光一郎氏(60)=乙部町長=が有力。2代連続で、道南の町長が就任する可能性が高まっている。

 海老沢会長は函館新聞社の取材に対し、「改選期に合わせ(会長職)を退く」と明言。上磯町が2006年2月に大野町と合併して市に昇格することを理由に挙げた。後任人事については「慣例通りに進む」と寺島氏の昇格を示唆した。

 道町村会事務局によると、会長は、副会長から選ばれるのが慣例。会長と4人の副会長らでつくる選考委員会で、会長が提案し、全173町村長の選挙に諮る。

 平成元(1989)年以降の歴代会長は、海老沢会長を含め全員が副会長を経験した、当選7回前後のベテラン。副会長は道内4エリアから、それぞれ選出され、序列は町村長選の当選回数で決まる。現副会長は、寺島氏(当選6回)を筆頭に、(1)小田桐四郎・根室管内標津町長(5回)(2)北良治・空知管内奈井江町長(同)(3)阿部稔・留萌管内初山別村長(4回)―の3人が続く。

 会長の任期は2年間。在任期間は4期務めた前会長の佐々木隆人・日高管内えりも町長のように、会長により異なる。(喜多真哉、金沢 匠)

提供 - 函館新聞社



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