04年法人所得ランキング、申告総額2割増の284億円
update 2005/4/15 10:51
民間信用調査機関の帝国データバンク函館支店は14日、2004年の道南法人申告所得ランキングを発表した。4000万円以上の所得を申告した法人数は前年比3社増の149社と微増だが、申告総額は同22・5%増の284億6100万円と、大幅な伸びを示した。道南主要企業の業績拡大が要因とみられる。
ランキングは、2004年1月から12月に決算期を迎え、函館、江差、八雲の3税務署に申告した法人が対象。信販大手のジャックスが不動の1位を守り、前年比33・3%増の105億6025万円と好調。申告全体の37・1%を占めた。
2位は土木工事の岩崎建設で、同25・6倍の10億7754万円。有価証券の売却などで前年135位から一気に浮上。3位は有機肥料製造の道南化成工業で、本社移転に伴う不動産売却益で、同10・9倍の7億2488万円を計上した。4位の函館エヌ・デー・ケー(電子部品製造)、5位のテーオー小笠原(木材・建材卸)とともに好調で、ベスト5だけでも同49億7800万円増。全体を下支えした。
さらに、上位30社でも25社が増益。前年53位だったコムテックニセン(ソフト受託開発)がトップ10入りを果たし、59位だった函館スズキ販売(自動車小売)も軽自動車の人気を追い風に20位まで躍進した。同支店は「各業界をけん引するリーダー企業が強さを示した格好」と総括している。
提供 - 函館新聞社
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