中央署で自転車の一斉街頭指導

update 2005/4/14 10:17

 「春の全国交通安全運動」(15日まで)の一環として、函館中央署は13日、函館市五稜郭町15の交差点2カ所などで、自転車の「一斉街頭指導」を行った。違反者に対し「指導票」(イエローカード)を交付する、道南で初めての取り組み。高校生が事故の当事者である割合が高いことから、通学時間に合わせ実施した。

 警察官12人が、片手運転や信号無視などをしている学生を注意した。イエローカードは、表に「自転車の交通違反も処罰の対象となります」などの警告文が記載され、裏面には違反種別と罰則が詳しく記されている。

 約1時間でカードを交付したのは17人。うち14人が、雨のため傘を差した状態での片手運転に対する警告で、最も多かった。

 昨年、同署管内で発生した自転車が絡んだ事故は、前年より7件多い242件。全体の約24%が高校生と、高い比率となった。死者が1人(前年比1人増)、負傷者は251人(同9人増)だった。

 同署交通1課企画規制係の西浦正広主任は「規則を知りながらも軽視している人が多い。今後は市や学校と協力して継続的に啓発していきたい」と交通ルールの順守を訴えていた。

提供 - 函館新聞社



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