桧山支庁が観光客動態調査、9割超が「また来たい」
update 2005/4/14 10:15
【江差】桧山支庁は、管内観光に対する観光客の評価や要望などを「管内観光客動態調査」としてまとめた。道内客が7割に上り、「ぜひ来たい」など再訪に肯定的な回答が9割を超えた。ただ、「サービスが悪い」などの厳しい指摘も寄せられ、同支庁は「ホスピタリティー(もてなしの心)を向上させるべきだ」としている。
調査は2004年6―10月に、管内を訪れた観光客2349人に対面でアンケートを行った。
観光客の71・8%が道内客、26・4%が道外客だった。道内客の48・7%は道南以外の地域だった。年齢層は、夏・秋を通して30歳代が最も多く23・3%、50歳代が20・5%で続いた。
来訪回数は「初めて」と答えた人が47・2%、2―5回が30・9%、6回以上が21・0%。旅行形態は、家族・小グループが66・1%と過半数を超えた。個人は25・5%、ツアー・団体は5・6%だった。
観光目的(複数回答)は、自然景観48・1%、温泉など保養29・2%、食17・5%、歴史17・0%が上位を占めた。ただ、観光地に向かう通過点との回答も25・2%に上った。
観光への評価では、飲食物の満足度は、普通31・5%、満足31・5%、大変満足27・2%と良好。観光施設でのサービスや接客態度は、普通53・0%、満足34・0%、大変満足11・4%と満足度が低かった。土産物は57・4%の人が「買わなかった」と答えた。
「再び桧山に来たいか」との質問では「機会があれば来たい」52・2%、「ぜひ来たい」42・2%と、合わせると94・4%に達した。「あまり来たくない」と答えた人は4%で、「観光スポットが無い」「サービスが悪い」などの声もあった。
同支庁は「食の満足度や宿の清潔度やサービスを高め『桧山に来て良かった』と感じてもらうことが必要」(経済部)と指摘している。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。