海の生態科学館、子ども無料化も検討

update 2005/4/13 10:02

 函館市議会総務常任委員会(阿部善一委員長)が12日開かれ、工藤寿樹企画部長は「海の生態科学館」について、子どもの入場を無料とすることを検討していく考えを示した。

 岩谷正信氏(民主・市民ネット)の質問に答えた。

 市は基本構想案で入場料を大人800円、子ども400円と想定している。ただ、社会教育施設では、道内の円山動物園(札幌)や旭山動物園(旭川)などをはじめ、全国の水族館の中でも子どもを無料としている事例がある。

 これらを踏まえ、子どもたちが気軽に足を運べる環境づくりの一環として、無料化について協議していくことにした。

 また、工藤部長は同構想案の市民説明会について、当初の旧函館市内2カ所の開催から、旧4町村地域でも実施すると説明。具体的には4支所ごとに1回ずつ説明会を持つほか、旧市内でも1カ所、追加する。

 このほか、桶本建郎氏(はこだて市民クラブ)と岩谷氏は、建設場所を「緑の島」(大町15)としていることについて、取水にかかる費用面などから「市が所有する旧函館どつく跡地も対象とすべきでは」とただした。工藤部長は「どつく跡地は交通の便などの問題がある。コスト比較については基本計画策定の中で整理したい」と述べるにとどまった。

提供 - 函館新聞社



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