はこだて街なか研究会、法人化申請へ
update 2005/4/12 10:05
NPO法人(特定非営利活動法人)化を目指す「はこだて街なか研究会」(山内一男会長)の、法人設立に向けた総会が11日、サン・リフレ函館で開かれた。法人移行後は、道南の地域住民らと協働し、行政と市民の調整役を担い、効率的なまちづくりを目指す。今月末までに法人化を申請し、8月上旬ごろの設立を予定している。
同会は、建築・不動産関係者や市民で組織している。2004年3月に発足し、インフラが整備されている中心街でのコミュニティーづくりを目的に、函館市の西部地区にある空き地・空き家の利活用に向け、活動している。
法人化で報酬を得ることが可能になり、活動範囲が広がるほか、円滑な事業の継続が期待できる。これまで、活動対象としていた同西部地区をモデルケースにしながら、道南にエリアを拡大する考え。山内会長は「どういう街にしたいか、住民が声を上げなければ変わらない。サポートしてくれる住民と一緒に街を良くしていくことができれば」と意欲を示す。
総会には同会のメンバーや、市民ら15人が出席。理事長に山内会長が選任された。法人の名称は今月中に決定する見通し。法人設立後2カ年の事業計画には、街の魅力を再発見するための散策や、空き家の利活用を図る花壇づくりなどを盛り込んでいる。
市街づくり推進課は「まちづくりは行政だけでできない。いろいろな事業ができるNPO法人にも主体となって活躍してもらいたい」と期待を寄せている。(宮木佳奈美)
提供 - 函館新聞社
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